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俳句初心者の俳句の記録 そして日々の事も少し
by itiko4747
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冬 - 年の暮れ 北風 冬の星


歳晩の地震の地に降る星明り


地震の町空をあらはに北風吹けり


身ほとりに宿る喪ごころ冬銀河



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星の写真がなくて困りました。

三句とも熊本地震の年(2016年)に詠んだものです。
多くの建物が倒壊し、家の灯りを失った町は
まるでゴーストタウンのようでした。
北風が更地を吹き抜けていく光景に、身も心も凍てつくようでした。
そんな時に更地に三脚を立て、
半分を残して立っている病院を
写真に撮っている若い女性二人の姿を見かけました。
何故か悔しい気持ちでいっぱいに。、、、その時は、です。

それから一年が経ち、更地に新しい家が戻ってきて
灯りも増えてきました。
もうあの寂寞とした景色ではありません。でも
復旧が進めば進むほど、地震の記憶は風化していきそうです。
そんな時こそ外部の人の冷静な目で写し取った写真が生きてきそうです。

北風は「きた」とも読みます。

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by itiko4747 | 2018-01-11 08:00 | 冬 
冬 - 冬菜 南天の実 小春

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山裾に家かたまりし冬菜畑
実南天無人の駅に雨頻り
厄除けの土鈴択りたる小春かな



寒くなりました。こんな日は家に籠って暖かくして、歳時記や句集を開いていたい。といっても年数の経った我が家はとても冷えます。
でも猫はストーブの前で気持ちよさそうに熟睡しています。
歳時記や句集を見ている時はとても幸せですが、自分の句となると最近は・・というより、今もまるで駄目で、
たぶん感動する感性が鈍って(という表現はおかしいかも)いるんだと思います。
句会に出される、私以外の句はみな素晴しいし、ネットで見る某俳句大会の入選句など
目がぱちぱちなってしまいます。

それと冬の句の写真選びにはとても時間がかかります。
確かあの時こんな写真を撮ったはず・・・と探しても見つからない時が多いので
時間も無駄にしてしまうことですし、ならばいっそのこと、撮りに出かけたほうが早いかもしれません。
でもでも、星の写真なんてとれないよ~、とくじけているところです。




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by itiko4747 | 2017-12-12 13:26 | 冬 
秋 - 新涼 紫苑 稲田


涼新た折り目正しく服たたむ


乾びたる風に紫苑の戦ぎかな


稲稔り静かな町になりにけり

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三句目について。「稲刈って、だと解るが」という先生のお言葉でしたが、稲が実ると家々が遠くに小さく見え、なんだか音のない世界のように感じるのは私だけなのかな?稲刈って、では自分の中で感じたものと違う景色になっていまう。と思う。でもやはりちぐはぐな感じもするし・・・。あとの二句も再考せよ、との事でした。でも考えていたらもう冬になってしまったので、急がなきゃいけませんね。



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by itiko4747 | 2017-11-24 14:36 |
秋 - 三日月 鵙 木槿 立秋



山稜のひた沈みゆく三日の月

吾もまた生かされてをり鵙の空

山の雨去りて耀ふ花木槿

ノルウェーの森さながらにけふの秋


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秋の三日月は直立していること、歳時記で知りました。(春の三日月は水平で船の形にみえる)いつもぼんやりとただ眺めているだけなんですね、わたし。

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by itiko4747 | 2017-10-08 08:00 |
夏 - 夏の果 烏瓜の花





密やかに夏逝く夜の木叢かな

ゆく夏や一両列車の窓明かり

烏瓜月より白き花開く





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過ぎ去る季節を惜しむ心、私は特に夏の終わりに強く感じます。






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by itiko4747 | 2017-10-07 14:44 |
夏三句 - 夏燕 薄暑 姫女苑
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夏つばめ潮風を切る胸白し



今年は生まれてはじめて、燕の子育てを観察する事ができました。そして、こんなに燕ってたくさん飛んでいるの?今年は特別?と思うくらい、気が付くと燕たちが空をきって飛んでいました。毎年こうだったんでしょうね。
5月に鹿児島の片浦漁港へ行った時も、顔に当たってきそうな勢いで、燕がたくさん飛んでいました。真っ青な空、燕の白い胸、漁港の風の香、とても印象に残っています。







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外海に日のちらばれる夕薄暑


鹿児島⇔熊本 行き来をするのは距離が長くてしんどいのですが、でも海沿いの道を走るときはいつもワクワクします。今日こそは写真は撮らずに直行(直帰)しようと思ってもなかなかできません。





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熊本地震

瓦礫にも月日流るる姫女苑




2017年 夏の句です


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by itiko4747 | 2017-09-10 08:00 |
夏五句 - 麦 緑陰 えごの花 立夏 樟若葉
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眼つむりて心ときはなつ麦の風




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緑陰の奥のまた奥鄙の家




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朝かげの籠る白さやえごの花





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海と空分かつ単線夏に入る




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ありなしの風に応ふる樟若葉




2017年 夏五句です





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by itiko4747 | 2017-09-08 12:01 |
夏二句 - 六月 蝉時雨




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六月や白き花満つ峡の路





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一山の命谺す蟬時雨




2016年、夏の句。
2016年4月の熊本地震、思い出すだけで息苦しくなります。数か月後に句会が再開するまでの間は、俳句とは無縁の生活を送っていました。もう俳句なんて無理!と思っていましたが、句会の再開の連絡をいただき、また歳時記を開くことになりました。が、うまくできなかったですね。
2016年の夏の句は、既にブログにあげた、
と今日の二句だけ。

朝晩はすっかり秋めいてきましたが、このまま今年の夏の句を続けようと思います。夏だけでもひとくぎりできて良かったです。


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by itiko4747 | 2017-09-05 14:00 |
春五句 - 花の雨 雉子 春 春立つ 雪解川 
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人のこゑ籠る昏さや花の雨



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暮れがての空の深さや雉子鳴く



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押し上ぐるもののひとつにけふの春



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春立ちて日増しに深むものの影



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薪棚の隙間明るし雪解川

最後の写真は今年の初めに、富山県、長野県を旅した時の写真です。句にはなかなかできませんが、滅多にみる事の出来ない雪景色はしっかり脳裏に焼き付いています。春の花、秋の月、冬の雪。どれも本当に美しいですね。でも美しいだけではなく、時と共に消滅すること、そしてまた再生されるということも共通している、と歳時記にありました。納得です。
「春立つ」と、「春」の句は再考しなさい、だそうです。

雉の鳴き声は独特ですね。毎年春も深まってくると、散歩の途中で雉にばったり出会ったり、鳴き声を聞いたりしてどの辺りに生息しているか見当はついていました。でも地震のあといろいろと環境も変わりましたから気になっていました。今年初めてあの声を聞いた時は本当に嬉しかったですね。今年は家に居ながら雉の声を聞くもあり、棲家?が変わったのかもしれません。そして先日は目の前を横切って行きました。あの横顔!です。雉といえばやはり一番に加藤楸邨のこの句が浮かびます。初めてこの句に出会った時は、怖い、と思いましたが、そんな時代があったんですね。
 
雉子の眸のかうかうとして売られけり





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by itiko4747 | 2017-05-08 12:57 |
春五句 - 春浅し すかんぽ 八十八夜 春障子 白木蓮
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浅春の梢を横切る雲早し



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すかんぽや所在なげなる夕日色




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風のふとにほふ八十八夜かな



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かたことと風の通へる春障子



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雨風のあとの明るさ白木蓮


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by itiko4747 | 2017-05-07 22:29 |
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