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夏三句 - 夏燕 薄暑 姫女苑
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夏つばめ潮風を切る胸白し



今年は生まれてはじめて、燕の子育てを観察する事ができました。そして、こんなに燕ってたくさん飛んでいるの?今年は特別?と思うくらい、気が付くと燕たちが空をきって飛んでいました。毎年こうだったんでしょうね。
5月に鹿児島の片浦漁港へ行った時も、顔に当たってきそうな勢いで、燕がたくさん飛んでいました。真っ青な空、燕の白い胸、漁港の風の香、とても印象に残っています。







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外海に日のちらばれる夕薄暑


鹿児島⇔熊本 行き来をするのは距離が長くてしんどいのですが、でも海沿いの道を走るときはいつもワクワクします。今日こそは写真は撮らずに直行(直帰)しようと思ってもなかなかできません。





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熊本地震

瓦礫にも月日流るる姫女苑




2017年 夏の句です


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by itiko4747 | 2017-09-10 08:00 |
夏二句 - 六月 蝉時雨




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六月や白き花満つ峡の路





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一山の命谺す蟬時雨




2016年、夏の句。
2016年4月の熊本地震、思い出すだけで息苦しくなります。数か月後に句会が再開するまでの間は、俳句とは無縁の生活を送っていました。もう俳句なんて無理!と思っていましたが、句会の再開の連絡をいただき、また歳時記を開くことになりました。が、うまくできなかったですね。
2016年の夏の句は、既にブログにあげた、
と今日の二句だけ。

朝晩はすっかり秋めいてきましたが、このまま今年の夏の句を続けようと思います。夏だけでもひとくぎりできて良かったです。


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by itiko4747 | 2017-09-05 14:00
吟行五句 - 木ささげ 青葉木菟 蜻蛉 夏帽子 夏茜
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木ささげの垂れし御社雨深む

杜の宮いづこに眠る青葉木菟

蜻蛉のすいと遊び来慰霊塔

夏帽子丘を見あぐる少女の目

鎮魂の丘に生まれし夏茜



2015年 吟行五句

初めての吟行でした。あちらこちらを見てまわって、その後に公民館で五句つくりました。・・・といっても、簡単にはできなくて勿論私が一番最後。なんなら公民館に泊まる?などとおどかされ、、苦しかったです!
でも不思議。いつもなら詠まない(詠めない)句材でも、真剣に観察すると句になるものなんですね。いつもは写真が先で句が後になっていますが、たまにはカメラは持たずに、俳句手帳(メモ紙)だけを携えて出かけるといいのかもしれません。


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by itiko4747 | 2017-09-04 16:52 | 吟行
夏五句 - 田植え 凌霄花 炎天 揚羽蝶 蝉
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天近き田の一枚の手植ゑさる




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凌霄や古き家並の辻地蔵





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炎天の大屋根越ゆる海の色





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黒揚羽ゆさと雨粒零しけり





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一鳴きのやがて一斉蝉のこゑ







2015年の夏の句です。写真はイメージに近いものを選びましたが、黒揚羽!何とか見つけ出しました。
最初の句は某俳句大会で選者特選をいただきました。びっくりしました!いつも大会に投句する事を勧めてくださったM子さんが、ご自分の事のように喜んでくださいました。そのM子さんは今、天国にいらっしゃいます。地震さえなければ今もお元気なはずと思うと、とても悔しいです。
・・・白蒲公英、楝の花、アロエの花、昼顔・・・M子さんを思い出す花々です。

句会に出す句ができなくて、やめたいなと思う時がありますが、俳句のおかげで季節に敏感でいられる事を思うと、それだけでいいじゃない、と思えてきます。季語に自分の想いを託せばいいんだ。(← すぐに忘れる)
・・・賞はビギナーズラックでした(笑)

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by itiko4747 | 2017-09-03 16:00 |
夏五句 - 姫女苑 夏燕 蝸牛 紫陽花 栗の花
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姫女苑夕闇満つる峡田かな






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田の水を搏って風なす夏燕






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見上げたる空の重さや蝸牛






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加へたる紫陽花の色サラダ盛る





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貼りつきし風の重さや栗の花




2015年、夏の句です。カタツムリは偶然写っていないかと、紫陽花を撮った写真を見てみましたが、ありませんでした。残念。







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by itiko4747 | 2017-07-20 08:00 |
夏五句 - 合歓の花 梔子の花 韮の花 あめんぼう
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夕影をいざなふ合歓のうすくれなゐ




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梔子の花の饒舌風わたる




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暁の仄かに韮の花灯り



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あめんぼう湖面を渡る山の風

あめんぼうおのれの影を蹴りつづけ


2014年 夏の句です。




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by itiko4747 | 2017-07-16 14:12 |
春五句 - 花の雨 雉子 春 春立つ 雪解川 
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人のこゑ籠る昏さや花の雨



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暮れがての空の深さや雉子鳴く



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押し上ぐるもののひとつにけふの春



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春立ちて日増しに深むものの影



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薪棚の隙間明るし雪解川

最後の写真は今年の初めに、富山県、長野県を旅した時の写真です。句にはなかなかできませんが、滅多にみる事の出来ない雪景色はしっかり脳裏に焼き付いています。春の花、秋の月、冬の雪。どれも本当に美しいですね。でも美しいだけではなく、時と共に消滅すること、そしてまた再生されるということも共通している、と歳時記にありました。納得です。
「春立つ」と、「春」の句は再考しなさい、だそうです。

雉の鳴き声は独特ですね。毎年春も深まってくると、散歩の途中で雉にばったり出会ったり、鳴き声を聞いたりしてどの辺りに生息しているか見当はついていました。でも地震のあといろいろと環境も変わりましたから気になっていました。今年初めてあの声を聞いた時は本当に嬉しかったですね。今年は家に居ながら雉の声を聞くもあり、棲家?が変わったのかもしれません。そして先日は目の前を横切って行きました。あの横顔!です。雉といえばやはり一番に加藤楸邨のこの句が浮かびます。初めてこの句に出会った時は、怖い、と思いましたが、そんな時代があったんですね。
 
雉子の眸のかうかうとして売られけり





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by itiko4747 | 2017-05-08 12:57 |
春四句 - 春の雪 囀 蕗の薹 梅


春の雪調度古りたる喫茶店

囀や木の間に深き空の色

山間のスクールバス往く蕗の薹

熊本地震
梅咲くや面影褪する地震の町




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春の句を四句選びました(2015~2017)。写真はイメージに近いものを選んでいます。
地震からもうすぐ一年。倒壊家屋などの解体作業がすすみ、更地になった土地がたくさんあります。そんな更地に今年も梅の花がとてもきれいでした。でもその美しさが悲しみをよび起します。
山間の・・・の句は去年の春、生まれたての春を探しに、近くの村へ写真を撮りに行った時に見た光景です。「蕗の薹が唐突すぎる」と先生より指摘を受けましたが、季語が動きますね。でもでも自分のなかではこれほどぴったりの季語はないのですが・・・。
桜が散り始めたころにあの地震がおきました。









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by itiko4747 | 2017-03-25 08:00 |
初句会二句 - 冬の夜 凍蝶
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1月21日は初句会。毎月一回、熊本城の真ん前にあるビルで行われる句会です。
熊本城・・・、寒かったけれど冬晴れのもと、多くの観光客で賑わっていました。何故か振り袖姿の外国の人がたくさん。熊本城の傷ついた天守は今だに見る事ができないままで(見る勇気がないという意味です)、清正公の背にあるお堀の石垣が崩れているのが見えただけでも、どきーっ!
とにもかくにも、清正公の銅像に挨拶をして会場へ。投句はしてきましたが句会に出席するのは久しぶり。緊張感が心地よい。俳句をしていてよかったな~、素晴しい句にたくさん出会ってきました。

街の句会からはしゅんとして帰る事のほうが多いのですが、今回は「大会に出してみようかな?」と思ったのでした。ちょうど応募用紙も配られたという事もあって。天国のM子さん、喜んでくださるかな?いつも出してみるようにと勧めてくださったM子さん。地震がなければ初句会もご一緒させていただいたはずなのに。本当に悔しい。

大会に投句する句は、はっきりと落っこちた事がわかるまで置いておいて、それ以外の句を。


冬の夜の闇より貨物列車かな


凍蝶の翅に名残の海の色


ある夜、真っ暗な線路の向こうから列車の丸いライトが見えてきました。昼間見た事がある、一両編成のかわいい列車の窓明かりを想像しながらすれ違いざまに横を見ると、それはまっ黒で長い長い貨物列車だった。闇よりも深い暗さに思えたことです。しかもその夜は二回も貨物列車とすれ違ったのです。
そして歳時記で知った凍蝶。これが凍蝶?と思しき蝶をこの冬、初めてみました。道路の上に羽を広げたまま微動だにしない蝶。生きているのかそれとも・・。次の日も違う場所で同じ紋の蝶を見ました。鮮やかなエメラルドグリーン色の筋をもつ蝶。その美しさに暫し見入りました。でも風の一吹きにどこかへ運ばれてしまいそうで、とても儚く思えたのです。

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by itiko4747 | 2017-01-23 14:01 | 冬 
秋五句 - 秋澄む 鵙 十月 秋の雷 稲刈る


清秋や畳に風のとほり道

鵙に明け鵙に一と日の暮れにけり

十月や里曲の蔵のなまこ壁

深山田の稔りをせかす秋の雷

稲刈られ大きな月のあがりけり






2015年の秋の句です。句会や会報に出したものです。写真はイメージに近いものから選びました。
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by itiko4747 | 2017-01-07 12:35 |



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